差し歯が臭いの元になることも!なぜ臭うの?どう対策すべき?

虫歯やケガなどの影響で、歯の一部が差し歯になっているという方も少なくありません。差し歯は自分の歯ではないこともあって、いろんなトラブルが起こり得ますが、そのうちのひとつとして「ニオイ」が挙げられます。

でも、なぜ差し歯が臭いの元になってしまうのでしょうか?今回は、気になる差し歯のニオイの原因と、その対策についてお話します。

今は差し歯がないという方も、今後の参考のためにもぜひ目を通しておいてくださいね。

差し歯が臭くなるのはなぜ?自分の歯よりも臭いが出やすい原因とは

差し歯が臭いと一口に言っても、ニオイが発生する原因はいくつか考えられます。まずは、差し歯とは何かということも含め、差し歯の臭さの原因を探っていきましょう。

差し歯とは?

これまで差し歯を使った経験がないという方の中には、「差し歯っていう言葉は知ってるけど、どんなものかよく分からない」という方がいてもおかしくありません。そこで、まずは差し歯とは何なのかというところからご説明します。
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差し歯とは、虫歯やケガなどで欠損した歯の治療として用いられる手段のひとつです。

治療後の残った歯にプラスチックやセラミックなどの人工歯をかぶせたり、歯の残りが少ない場合は歯ぐきに金属やファイバー線維などでできた土台を入れ、そこに人工歯をかぶせたりしたものが差し歯です。

歯茎に直接人工歯そのものが差してあるわけではなく、残った歯や土台が差された上に歯がかぶせられているというわけなのです。

差し歯の奥の虫歯や歯周病

お伝えしたように、差し歯とは基本的にかぶせ物なのです。ですから、差し歯の奥に自分の歯が残っている場合、かぶせた歯の隙間から食べカスや細菌などが入ってしまえば、虫歯や歯周病になってしまうおそれもあるのです。

虫歯や歯周病があるとき、悪臭を放つガスを発生させる細菌が繁殖している状態となるため、たとえそれが差し歯の奥であろうとも、嫌なニオイの元となるのです。(歯周病について詳しくはこちら!→歯茎の臭いは歯周病の疑いが濃厚!その他の原因と対策も紹介!

差し歯の奥は神経を抜いているケースも多いため、痛みを感じることがなく、知らず知らずのうちに虫歯や歯周病が進行してしまうことも多いんです。臭いに気づく頃には、かなり悪化している可能性が高いと言われています。

歯間の歯垢や歯石

差し歯と隣の歯の間には歯ブラシの先端が届きにくく、汚れや細菌が残ったままになりがちです。そのような汚れは歯垢となり、やがて頑固な歯石へと変わってしまいます。

歯垢や歯石も細菌の巣窟ですから、当然ひどいニオイの原因となります。

歯茎の腫れ

ここまでご紹介してきた虫歯、歯周病、歯石や歯垢などは、歯茎の腫れも引き起こします。歯茎の中に膿がたまって腫れてしまうと、歯茎から強烈な悪臭がしてきます。

差し歯の場合は特に、かぶせてある差し歯と歯茎、あるいは隣の歯との間の境界に汚れや細菌が溜まりやすく、それが炎症や腫れにつながってしまうのです。

土台や歯の根の破損

差し歯の土台や、土台代わりとなっている自分の歯の一部が、かぶせ物の中で割れたりヒビが入ったりしてしまうことがあります。
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特に、複数個の人工歯を連結させたブリッジの土台として差し歯が使われている場合、差し歯の土台にかかる負担が大きくなり、土台あるいは歯の根っこが破損するリスクが高まってしまいます。

土台などが破損してしまうと、そこから細菌が忍び込んでしまうため、ニオイが発生してしまうことになるのです。

副鼻腔炎

副鼻腔炎(蓄膿症)というと、鼻の病気という印象を持たれる方が多いと思います(副鼻腔炎についてはコチラをお読みください!→その口臭や鼻の臭いは蓄膿症が原因かも!しっかり治して臭いを撃退!

しかし、歯が原因で副鼻腔炎になることもあるのです。
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副鼻腔のうち上顎洞という部分は、上の奥歯の根のすぐ近くにあります。奥歯の根元にいた細菌が上顎洞にまで感染すると副鼻腔炎が引き起こされ、ニオイや痛みなどの症状が出てしまいます。

これは自分の歯でも起こり得ることなのですが、差し歯の場合はより細菌が入りやすいため、歯から副鼻腔炎になるリスクも高まってしまうのです。

ふむふむ、分かってきたぞ!

口が臭い原因は虫歯や歯周病、歯茎の腫れ、副鼻腔炎などいろいろだけど、それらは自分の歯でも同じだよね。

同じメカニズムでニオイが出てくるけど、差し歯だと歯ぐきとの間に隙間がある分、汚れが入り込みやすい、つまり、臭くなる原因が発生しやすいってワケだね!

差し歯が原因のニオイにはこうして対処を!歯科医との相談が重要!

差し歯による口臭は、かぶせ物の隙間から汚れや細菌が入ってしまうために起こる、差し歯ならではの事情が原因となりがちです。差し歯の治療は歯科医院で行うことですので、ニオイ予防や改善については歯科医との連携が非常に重要となります。

以下に、具体的にはどう対策を取ればよいのか見ていきましょう。

入念な相談を!

差し歯と歯茎、差し歯と隣接する歯との隙間が少なければ、細菌などが入り込みにくく、歯周病や歯茎の腫れ、副鼻腔炎などを防ぎやすくなります。

したがって、できるだけフィットした差し歯を作ってもらうべく、技術が確かで丁寧な歯科医師を選ぶことが大切です。

また、差し歯の素材によっても、汚れのつきやすさが違います。一般に、保険の範囲内でできる素材の差し歯は安価ではあるものの汚れがつきやすいため、歯周病などのリスクは比較的高いと言えます。

何を選ぶかは、差し歯を入れることになる理由や、残っている歯の量、ご本人の希望などによっても大きく異なります。ですから、分からないことや不安な点は遠慮なく質問し、じゅうぶんに確認してから治療法を決めるようにしましょう。

違和感があったらすぐ歯科医院へ!

とはいえ、どんなに入念に作った差し歯でも、使っていくうちに違和感が出てくることはじゅうぶんあり得ます。そんなときは、すぐに歯科医院で診てもらいましょう。臭いが出てくる前に対処すれば、差し歯による口臭を防ぐことも可能です。

すでに歯周病や虫歯、膿などの症状が出ている場合、また、土台の破損などのケースでも、歯科医院での治療が必要になります。差し歯を外して虫歯の治療をしたり、副鼻腔炎なら抗生物質が投与されたりと、状態に応じた治療が行われます。

場合によっては歯を抜かなければならないことにもなりかねないので、何らかの違和感や症状を覚えたら、できるだけ早く歯科医院へ行くようにしましょう。

毎日、丁寧に歯みがきをしよう

日々の歯みがきをしっかりと行い、差し歯の周囲の汚れをきちんと落とすことも大変重要なニオイ対策です。

しかし、先にも触れたように、差し歯の場合は歯ブラシが行き届きにくく、磨いているつもりでも実際は汚れが落としきれていないことも多いものです。

歯間ブラシやフロスを使うことも大切ですが、ワンタフトという歯の一本一本を磨けるブラシがオススメです。ワンタフトは歯ブラシよりもずっと小さい毛束なので、差し歯と歯茎の間にもしっかり毛が届き、効率的に汚れを落とすことができるのです。
まずは歯科医で最適な差し歯を作ってもらうこと、そして、使っていくうちに違和感が出てきたらすぐ診てもらうことが大事なんだネ!

それにしても、差し歯の素材によって汚れの付きやすさが違うって本当?しかも、それによって歯周病や虫歯のリスクにまで違いが出てくるってわけかい!?

それは、保険と保険適用外とで違うという考え方で合ってるかな?

おおむね合っています。保険適用だと1本1万円未満でできますが、数年経てば変色してきますし、虫歯や破損のリスクも高いんです。

保険適用外のセラミック製の差し歯は、耐久性も歯周病などのリスクという点でも優れています。でも、1本数万~20万円ほどもかかってしまいます。

でも、見た目もよくて差し歯による口臭も防げるなら、セラミックを選びたくなっちゃいますよね。保険適用外のものは歯科医院によって料金が異なるので、よく比較検討することをオススメします。

差し歯と歯茎の隙間に汚れが入ることが臭いの主な原因だった!

ご紹介してきたように、差し歯とは、虫歯の治療後などに残った歯や人工物の土台に人工歯のかぶせ物をする治療です。

ということは、人工歯のかぶせ物と歯茎の間にどうしても隙間が空いてしまうということなのです。この隙間から食べかすや細菌などが入り込んで炎症や虫歯を引き起こすことが、臭いの元となるのです。

ですから、汚れが入り込む隙間をできる限り作らないこと、そして、隙間ができたらすぐに対処することでニオイを防ぐことができます。そのためには、信頼できる歯科医院にて治療を受けることが必要です。

もちろん、毎日の丁寧な歯みがきも大切です。差し歯からのニオイのリスクを知ったうえで、適切なケアを続けていきましょう!

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