その口臭は思い込みから来る「自臭症」かも!心のケアも大切な対策!

自分の口臭が心配になることって、誰にでもあると思います。特に、飲み会の後やニンニク料理を食べたとき、はたまた疲れなどでいつもより口が臭いそうなタイミングでは、周囲の人に気づかれないように息をひそめて過ごした経験は、多くの人にあることでしょう。

でも、虫歯や歯周病など口臭の原因がないにもかかわらず、常に自分の口臭や体臭が気になってしまうとなると、それは自臭症かもしれません。

自臭症とは、実際には口臭がないのにあると思い込んだり、自分が臭いのではないかと強い不安を感じたりしてしまう心の問題です。今回は、そんな自臭症について、症状や対策をご紹介していきます。思い当たる方は、参考にして下さいね。

自臭症ってどんなもの?臭いと思い込んでしまう原因や症状とは

自臭症という言葉は、それほど多くの人に馴染みのあるものではないですよね。「初めて聞いた」という人も少なくないのではないでしょうか。それでは、さっそく自臭症とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

心因性口臭は自臭症の一部です

口臭は原因別にいくつかの種類に分けられますが、自臭症の中でも口臭が気になるものは心因性口臭に分類されます(こちらもご参考に!→朝の口臭は誰でもある!その原因と対策を解説します!)。そんな自臭症は、自己臭症、自己臭恐怖などとも呼ばれる、不安神経症や強迫神経症の一種です。

実際にはそれほど臭っていないのに、自分が臭いのではないか、自分のニオイのせいで他人が迷惑しているのではないかと心配になり、様々な社会的問題が出てきてしまうこともある病気です。

人間は完全に無臭になることはできないためニオイがあって当然なのですが、自臭症の人は、医師や家族から「臭くない」と言われたとしても、周囲が不快に思うほどの強い悪臭が自分から出ているのではと考えてしまうのです。

つまり、自臭症とは身体的な疾患ではなく、心に原因がある疾患です。

口臭や体臭だけでなく、おならなど自分から出るありとあらゆる臭いが不安の対象となり得ます。

自臭症の症状

では、そんな自臭症にはどんな症状があるのでしょうか?以下に詳しく見ていきましょう。

  • 自分が臭いのではないかという不安感や確信
  • 集中力の低下
  • 過剰な消臭対策をしてしまう
  • 人と接することが難しくなる

もっとも基本的な症状は、やはり自分が臭いのではないかという不安感、あるいは、臭いのだという思い込みです。

窓を開ける、鼻を覆う、マスクをしている等、周囲の人の何気ない言動を、自分のニオイのせいだと感じてしまいます。

口臭を気にするあまり、1日に何度も強い力で歯みがきをして、かえって口内を傷めたり、消臭スプレーがないと落ち着かなかったり、日に何度も下着を替えるためにトイレを探すなど、生活していくうえで困ることも出てきます。

このように、自臭症の人は、常に自分のニオイを気にして不安感を覚えているため、仕事や勉強などに集中できなくなってしまいがちです。また、人と接すること自体が不安になるため、ひきこもりにまで発展することもないとは言い切れないのです。

自臭症の原因

では、なぜそんなに自分のニオイが気になるようになってしまうのでしょうか?その原因には以下のようなことが考えられます。

  • 繊細な性格
  • 臭いを指摘された経験
  • ストレスや人間関係上の緊張

自臭症になるのは、元々とても繊細で人の反応が気になる性分の人に多いと言われています。そういった元の性格に加えて、「くさい」と言われたり臭いをからかわれたりした経験や、対人関係での悩みやストレスなどがきっかけとなって発症します。

体臭や口臭が強くても全然気にしてない人もいれば、逆にぜんぜん臭わないのに自分のニオイを気にしすぎてしまう人もいるなんて、世の中いろいろな人がいますよね~。

とはいえ、相手の反応を見て自分のニオイが気になったことは、多くの人にあると思います。ちょっと気になる程度なら、自臭症ではないので安心してくださいね。

自臭症はどう改善する?セルフケアから病院での治療まで方法は様々!

それでは、ここからは自臭症の改善方法について見ていきましょう。自分のにおいが気になってしまうというのは、傍からは分かりにくいかもしれませんが、ご本人にとってはとても辛い状況です。いろいろな対策がありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

においに対する正しい知識を持つ

まずは、この世にまったくにおいがない人間は一人もいないということを理解する必要があります。また、普段はにおいが感じられない人でも、時期によって体臭や口臭が強くなることもあります。ですから、体臭や口臭をゼロにはできないのだと考えるようにしましょう。

そのうえで、適切な口腔ケアにおいの元となる汚れをきちんと落とす入浴法衣類のお洗濯などをして、「これだけやっているのだから、大丈夫!」と自信を持つことで、自臭症の症状が和らぐこともあります。

ただし、ニオイ対策のやり過ぎにはご注意ください。自臭症になる人の場合、過剰なほどの対策が止まらなくなってしまうこともありますので、あくまでも正しい知識を持ち、自分の状況に合った対策をしていくにとどめましょう。

やり過ぎないか不安な人は、以下にご紹介するような専門家とともに行う対策がオススメです。

歯科や内科へ行く

医師の診察や治療によって、客観的に大したニオイがないと分かることで、気持ちが楽になるケースも多いものです。ですから、ニオイの発生源と思われる部分を医師に診てもらうべく、病院へ行くのも効果的な治療法です。

口臭が気になってしまう場合は、歯科医院にて口臭の原因になる虫歯や歯周病、舌苔ドライマウスなどがないか診てもらい、必要があれば治療してもらいましょう。

また、内科的な病気が原因で体臭や口臭が強まることがあるため、体臭が気になる方は内科で診てもらい、においの元となる病気などがあれば治療してもらいましょう。この辺りについてはこちらの記事も参考になりますよ!

心療内科での治療

医学的に客観的に気にするほどのニオイがあるわけではないと言われても、どうしても自分の臭いのことで不安が拭えないという場合は、その思い込みに関する心理的な治療をしていくと良いでしょう。

そのような比較的重度の自臭症は、心療内科や精神科などで診てもらえます。

治療方法は、抗うつ剤や抗不安薬などの薬物治療、そして、カウンセリングなどの心理的な治療があり、適宜必要な治療法を組み合わせるなどして、不安感や思い込みから解放されることを目指していきます。

重度の自臭症になってしまうと、心療内科での治療が長期に及ぶこともあります。医師やカウンセラーと相談しながら、しっかりと治していきましょう。

ふむふむ、医師に診てもらって、自分の臭いがどれくらいのものか客観的に知ることで、思い込みから逃れられることもあるってわけだね。

でも病院まで行かなくても、市販の口臭チェッカーもあるよね?そういうものを使ってみるのはどうかな?

口臭チェッカーもありますし、最近は体臭をチェックするアプリなんかも出てきましたね。

でも、このようなものは、口臭や体臭以外のニオイも感知してしまうなど、精度がイマイチという問題があります。

それから、自臭症の恐れのある人は、気にしてチェッカーが手放せなくなるというリスクもありますので、あまりオススメできません。

やはり、医師に直接口臭や体臭を嗅いで判断してもらうのが一番ですよ!

自分の臭いが心配過ぎるなら自臭症かも!治療は歯科か心療内科へ

自臭症についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?思い当たるふしがあるという方も、いらっしゃるかもしれませんね。

自分の口臭や体臭を、自分自身で正確に知るのは難しいものです。信頼できる家族や友人に聞いてみるのもひとつの手ですが、それができないなら歯科や内科でニオイをチェックしてもらいましょう。

医師に「問題になるほどの臭いではない」と言われ、それでも自分の臭いに対する不安が消えなければ、自臭症の可能性が高いです。

そんなときは、心療内科での治療がオススメです。臭いのことで頭の中が支配されてしまうと日々の生活にも滞りが出てしまいますから、少しでも気楽に過ごせるように心療内科の力を借りましょう。

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