舌苔の取り方をまとめてご紹介!自分に合った対策を見つけよう!
ここをお読みの方の中には、密かに舌が白いことを気にして、思いきり笑うこともできないという方もいらっしゃるかもしれません。それでは気分まで暗くなってしまいかねませんから、舌に着いた白い舌苔はどうにかして取り去りたいものですよね。
舌苔を取る方法には、いろんなものがあります。それぞれ詳しくご紹介した記事もありますが、ここではそれら全般をまとめてご紹介します。とりあえず舌苔ケアの概要を知りたいという方は、ぜひ目を通してみてくださいね。
どの方法を採るにしても、日々コツコツとケアを続けていくことが大切であることは共通しています。気長に続けて、舌苔を寄せ付けないお口にしていきましょう!
ついてしまった舌苔を落とそう!舌ブラシから意外な方法までご紹介!
ではまず、すでに舌苔が付いてしまっている方のために、舌苔をうまく取り除く方法をいくつかご紹介します。
舌ブラシで舌苔を取る!
もっとも基本的な方法は、やはり舌をブラシで磨いて舌苔そのものを剥がすことです。
舌磨きを頻繁にやり過ぎたり、力を入れすぎたりすると、かえって舌苔を濃くしてしまうことにつながりますのでご注意くださいね。
はちみつや重曹うがいも効果的!
意外かもしれませんが、はちみつで舌苔を取るという方法もあるんです。はちみつの殺菌効果やたんぱく質を分解する力によって、舌苔を除去することが可能になるのです。はちみつはその他にも様々な点において口の健康に効果的です。興味のある方は、こちらの記事をお読みください!
また、料理や掃除などに使えることで知られている重曹も、舌苔除去に効果的なんです。
重曹を溶かした水でお口をゆすぐだけで、舌をきれいにしていくことができます。重曹うがいのやり方や注意点はこちらの記事(重曹うがいの効果はスゴイ!虫歯や舌苔対策としてもオススメ!)にてご確認ください!
病院へ行くのもひとつの手
実は、舌が白いのは必ずしも舌苔とは限りません。舌カンジタ症など、別の病気によって舌が白くなっているという可能性もないわけではないのです。
したがって、自分の舌が白いのは本当に舌苔なのかどうか確認したいという方は、病院で診てもらうと安心です。
ただし、診察の結果、やはり舌苔だということになれば、舌苔自体の治療を病院でやってもらえるわけではないのでご注意ください。
舌苔は病院で治療できる!?気になったらまずは歯科で相談を!←こちらの記事には、どんな科を受診すればよいのか等、舌苔と病院の関係について詳しくまとめてありますよ!
生活習慣やお口の状態を改善すれば、予防も兼ねた対策ができる!
舌苔とは、舌の表面の小さな溝に食べかすなどの汚れが付着したものです。したがって、ここまでご紹介してきた方法で舌苔を除去できても、予防策をとらなければまたすぐに舌苔ができてしまいます。
そこで、常に舌苔のないきれいな舌をキープすべく、予防もかねた対策についてもご紹介しておきます。
生活習慣の改善
先にも触れたように、舌苔を構成する要素のひとつに食べかすがあります。食後に歯磨きをせず、食べかすが口の中に長く留まっていると、その分舌苔が増えるリスクが高まります。
ですから、食事や間食の後には歯みがきをするという基本的な生活習慣も、舌苔が濃くならないための大切な方法なのです。
歯磨きが難しければ、うがいだけでも有効ですよ。
ドライマウスを改善することも重要!
唾液分泌が減ってしまうドライマウスは、舌苔を悪化させる大きな要因です。唾液には殺菌効果や保湿効果があり、その働きのおかげで口の中をきれいに保つことができるのです(詳しくはコチラ→唾液が果たす役割は非常に重要!唾液が減ると口臭や虫歯のリスクも!)。
しかし、ドライマウスの状態が続くと唾液の効果が望めませんから、舌苔もつきやすくなってしまうのです。
ドライマウスにはこんな対策を!自分に合った改善法を選ぼう!←こちらにご紹介した改善法を参考にしながらドライマウスを治していけば、舌苔の予防改善にもつながります。ぜひ、目を通してみてくださいね。
虫歯や舌の位置などを治す
虫歯や歯周病などといった問題があると、お口の中は細菌が多い状態となります。舌苔の構成要素でもある細菌が多ければ、当然舌苔そのものも濃くなってしまいます。
したがって、歯科医院で虫歯や歯周病を治療したり、それらがなくても歯垢や歯石を取ってもらったりすることも、大切な舌苔対策です。
また、口の周りの筋力低下や口呼吸などによって、舌の位置が低いとか舌の動きが悪い等、舌の機能に問題がある場合も、唾液が減って舌苔が悪化することにつながります。これらについても歯科医の指導を受けて治していくことで、舌苔の予防改善となります。
舌苔だけじゃなく虫歯の原因にもなるようだから、ドライマウスにも注意が必要だね!
でも舌の機能の問題は、これまで考えたことがなかったよ!舌も、動きが悪くなることがあるんだね~。
ところで、舌の位置が低いってどういうことだい?
安静時の舌は本来、上あごに接しているものなんです。なので、上あごに擦れることで自然に舌苔が落ちるという効果が期待できるわけですね。
でも、筋力の低下などで舌が下がってしまうと、上あごと擦れないために舌苔が付きやすくなってしまうのです。反対咬合(受け口)や口呼吸の人も舌の位置が低くなりがちなので、ご注意ください。
舌苔のケア法や予防対策は多種多様!原因を見極めて対策を!
舌苔を取るための基本的な方法は舌磨きですが、はちみつを塗る、重曹うがいをするなどの取り方もありますので、日常生活に取り入れやすい方法を選んで実践していきましょう。
今は舌苔が気にならないという人も、生活習慣やお口の状態などによって舌苔が付いてしまうことはじゅうぶんあり得ます。ですから、舌苔がつかないような予防対策も必須です。舌苔が濃くならないようにすれば除去もラクですから、予防にも力を入れていきましょう!
舌苔の中身は食べかすや新陳代謝で剥がれ落ちた粘膜など、日々溜まっていくものですから、舌苔のケアも長く続けていくことが大切です。
なので、自分にとって続けやすい方法であることが重要ですね。飽きっぽい人は、いろんな方法を交代でやっていくというのもオススメですよ。