加齢臭のセルフチェック法を紹介!自分で気づきにくいニオイに注意!
加齢臭ってなんだか悲しい響きのある言葉ですよね。もしも自分から加齢臭がしていたらと考えると、とっても不安になってしまう方も多いことでしょう。このような不安には、自分自身のニオイはなかなか気づきにくいという背景があります。
周りのみんなにはクサイと思われているのに自分だけ気づいていないというのは、何としても避けたい事態です。そこで今回は、そんな状況を避けるべく、加齢臭のセルフチェック法をご紹介します。
今すぐできるお手軽なものからちょっと本格的な方法まで、幅広くご紹介しますのでぜひご自分の加齢臭をチェックしてみてくださいね!
周囲のこんな行動が気になる…なぜ自分の加齢臭には気づけないの?
加齢臭のセルフチェックについてお話する前に、まずはなぜ自分の加齢臭には気づきにくいのか、周囲のどんな行動で気づくことがあるのかについて見ていきましょう。
自分のニオイに気づけないワケ
人間には視覚や触覚など、いわゆる「五感」と呼ばれる感覚機能が備わっていますが、その中でもニオイを感じる嗅覚は疲労しやすいと言われています。
誰でも自分自身のニオイを常にまとっていますから、当然自分のニオイに対しては嗅覚順応を起こしています。
これが、他人のニオイはすぐ分かるのに、自分の加齢臭にはなかなか気づくことができない理由です。
気になる!周囲の人のこんな行動
加齢臭が出ていても、嗅覚順応のせいで自分の臭いに気づくのは難しいことをお伝えしましたが、周囲の人にはしっかりニオイを感じ取られてしまっています。悲しいことに、そんな周囲の人たちの反応で「もしかして加齢臭出てるのかな?」と感じることも多いものです。
たとえば、家族や周囲の人たちにこんな行動があったら、それはあなたの加齢臭が原因かもしれません。
- 自分の服だけ別に洗濯されている
- 風邪でも花粉症でもなさそうなのに自分と話すときにマスクをつける
- 話すときや通り過ぎるときに身体を反対側によける
- 会社の机に芳香剤や消臭剤を置かれる
- 会社で自分の席の近くに空気清浄機を設置された
周りにいる人たちがこんな行動を取っていたら、加齢臭が出ているおそれがあります。
とはいえ、これらの行動は、ただの偶然かもしれませんし、他の原因があることも当然ありますから、過剰に気にする必要はありません。しかし、こんな行動に加えて、以下にご紹介するチェックリストで当てはまるところが多かった場合は要注意です。
さっそく加齢臭をセルフチェック!いろんな方法をご紹介!
ではいよいよ、加齢臭が出ているかどうかを推測するためのチェックリストをご紹介します。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、さっそく試してみてください!
一番カンタンなチェック法
まずは、チェックリストというほどでもない、もっとも簡単な方法からご紹介します。
- 耳の裏を指やティッシュでこすって、その匂いを嗅いでみる
- 一日着ていた服のにおいを脱いで数時間してから嗅いでみる
身体の中でも加齢臭が出やすい部位はいくつかあるのですが、最初は耳の後ろから出始めることが多いと言われています。
なので、この部分の臭いを自分で嗅いでみて、ニオイがしたら危険信号です。
また、嗅覚順応を少しでも緩めるために時間をおいてから、着ていた肌着や服の臭いをかいでみるのもよいでしょう。服の臭いをかぐ前にコーヒーやレモンなど別の香りの強いものを嗅いでおくと、さらに自分の臭いが際立って分かりやすくなります。
ちなみに、単なる汗の臭いや体臭、ワキガ臭、または老人臭と加齢臭は異なります。詳しくは「加齢臭ってどんな臭いのこと?老人臭とは違うもの?」を参照していただき、自分の臭いを確認してみてくださいね。
チェックリストをやってみよう!
自分で嗅いでみるだけでは不安だという人は、より客観的に加齢臭のリスクが分かるチェックリストを試してみましょう。
チェック項目は以下の通りです。
- 40歳以上である
- 肉や油分の多い食事をよく摂る
- 野菜をあまり食べない
- 睡眠不足になりがち
- 運動の習慣がない
- 生活リズムが乱れがち
- ストレスがたまっている
- タバコを吸っている
- 飲酒量が多い
- 身だしなみにはあまり気を配らない方だ
これら10個の項目のうち5個以上当てはまる人は、加齢臭のリスクが高いと言えます。
しかし、5個未満だったら絶対安心というわけでもありません。加齢臭の原因であるノネナールは皮脂や脂肪酸が元になっているので、過剰な皮脂を減らせばリスクを下げていくことも可能です。心配な人は生活習慣や身だしなみに気を配ってみましょう。(加齢臭の原因について詳しくはこちら!)
病院へ行くのもひとつの手!
加齢臭そのものは病気ではありませんが、気になるようなら病院で医師の診断や治療を受けることも可能です。自分から加齢臭が出ているかどうかがはっきり分からなくても、病院へ行けば医師が客観的にニオイを診断してくれます。
また、内臓の病気が加齢臭や体臭の原因になることも少なくありません。
糖尿病や肝臓疾患などが元で体臭がきつくなることもありますし、疲れていたりちょっとした体調不良だったりするときに口臭や体臭が出てきた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
なので、ニオイの原因になっている病気がないか、本当に加齢臭なのかをチェックしてもらうためにも、病院へ行ってみるのもひとつの手です。
また、美容外科でも加齢臭治療をしているところもあります。さらに、ニオイ専門の病院も少数ですがありますので、お近くにないか検索してみるとよいでしょう。
でもチェックリストはほとんど満点だったし、医師に相談してみるのもいいかもしれない。今度の休みに病院を検索してみるとするか!
でも中には、実際は臭っていないのに自分がクサイと思い込んでしまう心の病気もあるんですよ。
自分のニオイに無関心なのも問題ですが、逆に気にしすぎるのもよくないということですね。
まずは加齢臭のセルフチェックから!それでも不安なら病院へ!
一番カンタンなのは、家族など身近な人に聞いてみることです。本当のことを告げられても怒ったりしないで、受け入れる姿勢を見せておけば、きちんと指摘してもらえるはずです。
人に聞いてみることに抵抗がある人は、まずは自分の耳の後ろや首周りのニオイを、指などを使って嗅いでみることから始めましょう。
生活習慣や年齢からも加齢臭のリスクを推測できますし、それでも心配がなくならないなら病院で客観的に診断してもらうこともできます。自分の納得のいく方法で、継続的に加齢臭のチェックをしていきましょう!
自分のニオイには慣れてしまって分からなくなるなんて、人間の嗅覚って意外と雑なところがあるんだね。オジサンも気を付けなくっちゃ~!