悪露(おろ)の臭いはいつまで続く?対処法をご紹介!

出産という大仕事を終えたママ。元気な赤ちゃんが生まれたのは嬉しいけれど、ちょっと気になることが…。

それは悪露の臭い!

産後に悪露が出るのは知っていたけれど、悪露ってこんなに臭うものなの?普通の生理の経血より量も多いし、臭いも結構キツイ…。

産後しばらくはお風呂にも入れないし、周りの人に「あの人クサいよね~」なんて思われてそうで気持ちもブルーになりますよね。

多少のにおいは当たり前なので、あまり気にしなくても大丈夫。でも病気が原因でにおうこともあるので注意が必要です。

悪露のにおいはなぜきついのか、病院での受診が必要なにおいとはどのようなものか、くわしくご紹介しましょう。

悪露は産後1ヶ月ほど続く!量が増えたら要注意

赤ちゃんがお腹にいる間は当然、子宮は大きくなっています。出産後は、大きく広がっていた子宮が元の大きさに戻るため収縮します。これを子宮復古といいます。

この時に、子宮内に残っていた分泌物や胎盤が剥がれたときの出血が体外に排出されます。

これがいわゆる「悪露」というもの。

つまり悪露が出るのは異常なことではなく、母体の回復のためにも当然かつ必要なことなんです。

悪露はいつまで続く?

多少の個人差はありますが、一般的には産後1ヶ月くらいで終わります。

この期間の悪露の状態でママの体が順調に回復しているかがわかるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

悪露の変化
時期 色と量
出産直後(産後1日目) 血液が多く、鮮やかな赤色
量はかなり多い
2〜3日目 赤色
量はまだ多いが分娩直後と比べると、だいぶ減る
4〜5日目 色が薄くなり、褐色(かっしょく)に変わってくる
量も少なくなる
1週目 褐色から黄色がかった色になる
量もさらに減る
10日〜3週目 淡黄色のクリーム状
量もかなり少なくなる。
4〜6週目 白色
おりものの状態になる

表からもわかるように、悪露は時間とともに消失します。

産後1ヶ月はカラダの回復を

ずっと量が多いままだったり、少なくなってきていたのにまた急に量が増えたりした場合は、子宮が回復しきれず何かしらのトラブルを抱えている可能性があります。

1回だけ、すごく多いことがあった・・・ということがあっても、そのあと徐々に治まるようであれば心配はありません。急な運動などで子宮が収縮して残った分泌物が一気に出てしまっただけの可能性もあります。

しかし1か月以上も量が減らなかったり、分娩直後のような真っ赤な悪露がずっと続く、あるいはレバーのような大きな血の塊が出たりする場合は「子宮復古不全」の可能性があるため、注意が必要です。

子宮復古不全
卵膜や胎盤の一部が体外に出てこないまま残っていると、子宮収縮がうまく進まないことがあります。残留物が残って子宮の回復の妨げになっている状態が子宮復古不全です。

異常な悪露が見られるときには早めに産婦人科を受診するようにしましょう。

悪露が出ている間はママの回復のためにも大切な時期なんですね。

出産後の身体はとてもデリケートなので、疲れやストレスによりホルモンバランスが崩れても子宮復古不全が起こることがあります。

でも、きちんと治療を受けて子宮が元の大きさに戻れば、次の妊娠への影響は基本的にないそうですよ。赤ちゃんのことで大変だと思いますが、気になることがあれば早めに受診して医師に症状を相談することが大切ですね。

産後の悪露は誰でも臭う!悪露が止まれば臭いも消える

産後の悪露には独特なにおいがあります。通常の生理の経血よりも強いにおいがして気になりますよね。

中にはナプキンをしていても服やパジャマににおいがついてしまって、不快感を感じたり、周囲に気をつかって肩身の狭い思いをすることもあるかもしれません。

でも、悪露が臭うのはごく普通で仕方のないことなんです。

悪露はなぜ臭う?

においの主な原因は血液です。

生理の時に感じた方も多いと思いますが、血液には鉄臭いような生臭いような独特のにおいがありますよね。ナプキンなどについた血液は、時間が経って酸化するといっそう生臭さがきつくなります。

特に出産直後~1週間は出血が多いため、においが強いのです。

さらに悪露には、子宮内膜の一部や、卵膜やリンパ液など、いろいろなものが混ざり合っているため、独特のにおいになるわけです。

出血が少なくなるにつれてにおいも弱まり、やがて悪露がなくなればにおいも解消します。

悪露の臭いは変化する!

悪露のにおいや状態の変化についてさらに詳しく見ていきましょう。

悪露の状態とにおいの変化
時期 悪露の状態とにおい
出産直後(1~3日目) 量が多い
血液が多く赤色
生臭い
1週目 量は減ってくる
赤~茶褐色へ
まだ生臭い
2~3週目 出血はほぼ止まる
茶褐色~淡黄色へ
アンモニアに似たにおいがすることもあるが、徐々に弱まる
4~5週目 子宮口は閉じ、悪露はほぼ止まる
白っぽいおりもの状~透明
無臭

 個人差はありますが、だいたい5週目に入るまでには悪露は消失し、においもなくなるはずです。

悪露が減ってきているのに臭いが強い場合や、あまりにも異常なにおいがする場合には子宮内に傷や病気があるおそれも。特に出産後は免疫力が低下していますから、細菌感染による膣炎の可能性もあります。

「何か変だな」と思ったらすぐに産婦人科を受診しましょう。

なるほど!!悪露の状態で健康状態もわかるので、色や量だけでなく、においのチェックも重要なんですね。

おまたの臭いのチェックなんて・・・と思いますが、健康のためにも必要なこと。もしも異常を感じたら、恥ずかしがらずに相談することも大切ですね。

悪露の臭いを防ぐには清潔が一番!こまめなケアを

悪露は血液やいろいろな分泌物が混ざったもの。血液や分泌物は本来無臭なのですが、体から出て空気に触れたとたんに酸化して、においを発するようになります。時間が経って雑菌などが混ざると、においはさらにきつくなります。

ですから悪露そのもののにおいを消すことはできません。

でも、ちょっとした工夫でにおいを軽減することはできますよ。

とにかく清潔に!

悪露の臭いを防ぐには、とにかく清潔を保つこと。

産後の体のダメージは相当なもの。体調も回復していないうちに赤ちゃんの世話に追われ、そのうえ悪露の始末なんてホントに面倒ですよね。

でも、悪露の始末はこまめに行わなければいけません。

これはにおいを防ぐためだけでなく、産後のママの体を守るためにも大切なことなのです。出産後は免疫力も低下して、細菌が感染しやすくなっています。

特に会陰切開などの傷が残っている場合、外陰部や膣周辺を常に清潔にしていないと、病気になってしまう危険があるからです。

お手洗いで気をつけること

 
排泄物や雑菌が入らないように、拭き取る前に膣周辺をウォシュレットやビデで洗浄するのがよいでしょう。

拭き取りもトイレットペーパーではなく、洗浄綿を使用するのがいいですね。赤ちゃん用のお尻拭きや、清潔な脱脂綿をお湯で湿らせたものでもOKです。

必ず1回拭く毎に捨てて、新しいものに取り換えること。拭き方も必ず「前から後ろ」に拭いてください。

入浴時に気をつけること

 
産後1ヶ月は湯船につかることはできません。でも可能ならばシャワーはこまめに浴びて清潔を保つようにしましょう。

ただ、においが気になるからと膣に指を突っ込んで洗ったり、ゴシゴシ擦ったりするのは厳禁!

膣や外陰部に傷がつき、そこから細菌感染してしまう恐れがあります。やさしく洗い流しましょう。

ナプキンの使い方で気をつけること

 
ナプキンはお手洗いの度に毎回交換しましょう。交換する前と交換した後でよく手を洗ってください。外のトイレなどで交換するときは、便座が汚れていないか確認することも大切です。

悪露の量が多いうちは、産褥パッドという大きめのナプキンが便利です。お産用のナプキンで、大きさも厚みも吸収力も生理用ナプキンよりも非常に優れています。

量が減ってきたら夜用ナプキンでもOKですが、肌にやさしい布ナプキンの使用もおすすめです。動いてもこすれにくく肌触りも柔らかいので、かゆみやかぶれも軽減できます。

性器周辺が汗で蒸れると臭いがきつくなります。下半身を締め付けないように、通気性の良い下着や、ゆるめの服を身につけるようにしましょう。

臭いを防ぐのは体のためでもあるんですね!清潔にする、通気性の良い服装をするなど、自分でできる対策もたくさんあることがわかりました。

消臭効果のあるナプキンなど、お悩み解決のための専用グッズも市販されているようなので、上手に利用してみたいと思います。

悪露のこんな臭いには要注意!病院に行こう

前にも述べたように、悪露が臭うのは当たり前。でも当たり前ではない臭いもあります。場合によっては子宮に異常がある場合も考えられます。

この章では、すぐに病院に行った方がよい危険なにおいについて説明します。

注意すべきなのはどんな臭い?

悪露には独特の生臭さがあり、鉄臭いようなにおいがします。このにおいとは明らかに違う、異臭や悪臭がしたら要注意です!

  • 酸っぱいようなにおい
  • 腐った魚のようなにおい

上記のようなにおいがするときや、一度は治まってきたのに、また強く臭いだしたようなときは、子宮内の傷口に細菌が感染して炎症を起こしている可能性があります。

細菌感染をしている場合には、悪露の臭いが強くなるだけでなく、黄色っぽい悪露が続いたり、発熱や痛みなどの症状が現れたりすることもあります。

このような症状が見られたら、すぐに病院で調べてもらうようにしてください。

考えられる感染症とは

悪露の強いにおいがいつまでも続くときは、主に下記のような症状が考えられます。

  • 産褥熱
  • 子宮内膜炎
  • 細菌性膣炎

産褥熱は分娩から24時間以降、産後10日以内に2日以上、38℃以上の発熱がつづくことです。

出産で傷ついた子宮壁や産道から大腸菌などの細菌が感染して、発熱を引き起こします。また、子宮復古不全により子宮内に胎盤が残ってしまうと、そこから感染する場合もあります。

悪露が長期間にわたって子宮内に残っていると、子宮内膜に感染が及び、子宮内膜炎を発症することがあります。

腐敗臭のする悪露が出るときは子宮内膜炎の可能性が高いです。

細菌性膣炎は、細菌が膣の中で異常に増殖して炎症を起こしてしまう病気です。

膣内は通常酸性に保たれ、雑菌が増殖しないように自分で洗浄する力を持っています。しかし出産後に免疫力が低下すると、この自浄作用が弱まり、菌が膣内で増殖してしまうことがあります。

悪露が魚の腐ったような悪臭を放つときは要注意です。細菌性膣炎は繰り返してかかることも多いため、早めにきちんとした治療を受けましょう。

ママの健康は赤ちゃんのためにもとても大事。気になる症状があれば必ず産婦人科を受診してくださいね!

悪露の異臭、悪臭にはいろんな原因が考えられるんですね!特に出産後は体力が落ちているため、細菌感染しやすくなっています。

「そのうち治るだろう」という自己判断は禁物。早めに受診して適切な治療を受けるべきですね。

  

気にしすぎはNG!でも異常な臭いは早めの受診を

  

いかがでしたか?

ここまで述べてきたように、悪露が臭うのは誰でも仕方のないこと。恥ずかしいことではないので、神経質になりすぎないようにしましょう。周囲の目を気にして家にこもりがちになってしまったりすると、ママや赤ちゃんの健康にだってよくありません。

悪露が出ている間はとにかく清潔に。こまめなシャワーや通気性の良い下着、肌触りの良いナプキンを使用することで、ずいぶん快適に過ごすことができますよ。

悪露は永遠に続くわけではありません。悪露が止まれば臭いも治まります。

しかし明らかな異臭や、量が減っても強く臭うときは、体からの危険なサインかもしれません。悪露の臭いや状態をチェックして、異常があればすぐに病院を受診しましょう。     
  

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