舌が白い人は舌苔に注意!口臭の原因にもなる舌苔はなぜ付着する?

「しっかり歯磨きをしているのに、なぜか口臭が気になる」という方は、意外と少なくないものです。そんな人は、もしかしたら舌苔(ぜったい)が付いているのかもしれません。舌苔とは、舌に付着する白い苔のようなものです。

鏡で舌をチェックしてみて白くなっているようなら、舌苔が付いていると考えられます。この舌苔は、口臭の原因にもなる厄介なものなので、放置しない方がよいのです。

この記事では、そんな舌苔についてじっくりとお話します。舌苔って何なのか、なぜ舌にこのようなものが付着してしまうのか等、舌苔の概要を知ることができます。口臭にお悩みの方は必読ですよ!

舌苔とは?その正体は舌表面のデコボコに溜まった汚れや細菌!

ではさっそく、舌苔とはどのようなものなのか、舌苔は何でできているのかを詳しく見ていきましょう。

舌苔とは

まずは鏡で自分の舌を見てみましょう。舌の表面が白くなっていたら、その白いものこそが舌苔です。
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舌の表面は、乳頭と呼ばれる組織によってデコボコした構造になっており、ちょうど毛足の長いじゅうたんに似ています。そのようなじゅうたんは、奥底にホコリやダニが溜まりやすいのと同様に、舌の表面においても乳頭の隙間に汚れなど様々なものが溜まってしまいやすいのです。

このようにして溜まった汚れなどが、舌の表面を白っぽくさせる舌苔というわけなのです。

舌苔は何でできている?

舌苔は汚れなどが舌表面の乳頭の隙間に溜まったものだとお伝えしましたが、一口に「汚れ」といっても細かく見れば様々なものに分類されます。

舌苔に含まれるものには、以下のようなものがあります。

  • 食べカス
  • 口の中の粘膜から剥がれ落ちた細胞
  • 連鎖状球菌・ぶどう状球菌などの細菌
  • 白血球

このように、食べたものの残りや細菌、口の中の粘膜細胞などが舌苔を形成しているのです。

あ~ん、どれどれ、鏡で見るとボクの舌は白というより、ちょっと黄色っぽくなっているなぁ。これも舌苔の一種かな?

それにしても、若い頃から舌には白いものが付いていた気がするけれど、舌は本来、完全にピンク色じゃなきゃダメってことかい?

舌苔は、健康状態や生活習慣などによっては必ずしも白とは限りません。

タバコを吸う人では、茶色や黄色っぽく見える舌苔もありますよ。におい田課長の舌苔の色も、タバコの影響かと思います。

それと、舌表面の乳頭は食事などの影響で角化しやすく、そのため舌苔がついていなくても薄く白っぽく見えるものです。完全にピンクということはないので、無理して舌を擦らないようにしましょう。

舌苔ができやすくなる原因とは?ドライマウスの人は要注意!

お話してきたように、舌苔の構成要素は食べ物や粘膜、細菌など誰の口の中にでもあるものですよね。

でも、舌苔がついていなくてきれいなピンク色の舌の人もいれば、舌苔が白くこびりついている人もいます。では、このような差を生み出す、舌苔が付きやすくなってしまう原因は何なのでしょうか?

ドライマウス

ドライマウスとは、唾液分泌が減少して口の中が乾燥した状態のことです(ドライマウスについて詳しくは、こちらの記事をお読みください→ドライマウスの原因とは?唾液が減ってしまう意外な要因)。

唾液には口の中を清潔に保つ役割がありますが、ドライマウスの人は唾液が減って口の中が乾燥してしまうことにより、食べかすが口の中に残りやすくなります。そうなれば当然、そこに細菌も繁殖しやすくなります。

このように、ドライマウスの状態が続けば、どんどん舌苔は増えていってしまいます。

実際のところ、ドライマウスは舌苔の大きな原因なのです。口呼吸の人や水分をあまり摂らない人、柔らかいものばかりを食べる人などはドライマウスのリスクが高まり、そこから舌苔や口臭へとつながってしまいます。ご注意ください。

歯磨きの頻度が少ない

言うまでもないことですが、食後に歯磨きをしなければ口の中が汚れたままになってしまいます。食べかすが長く口の中に滞留するため、舌の乳頭の隙間に入る食べかすや、そこに繁殖する細菌も増えてしまうことになります。

夜寝る前に歯磨きをしなければ、舌苔がべったり付着してしまいます。食事のたびに歯を磨くのが理想ですが、難しければ少なくとも就寝前だけは必ず歯磨きをしましょう。

朝食やランチの後も、歯磨きができなければ水で口をゆすぐと良いでしょう。また、お茶や水を飲んで食べかすを胃の中に流すだけでも意味がありますよ。

加齢

年齢を重ねることも、舌苔の原因になります。というのは、舌の表面にある乳頭は加齢とともに伸びる傾向があるからです。

乳頭と乳頭の隙間に食べかすなどが溜まって舌苔ができるのは、すでにお伝えした通りです。乳頭が長くなればその分、隙間の容量が増えますし、溜まったものも取れにくくなります。

このような事情に加えて、年月とともに汚れが蓄積しがちであることもあって、加齢も舌苔の原因のひとつとなるのです。

体調不良

さらに、体調が悪いときも舌苔が濃くなります。たとえば、以下のようなときには、普段は問題ない人でも舌苔ができたり、いつもよりも舌苔が濃くなったりします。

  • 疲労
  • ストレス
  • 胃腸の調子が悪い
  • 免疫力の低下
  • 代謝機能の低下

これらはすべて繋がっていて、ストレスや疲れによって自律神経の働きが乱れると、胃腸の調子も悪くなります。

しかし、このような体調不良で一時的に濃くなった舌苔は、体調が回復すれば元に戻ることも多いです。

うんうん、確かにボクも疲れがたまったときや風邪気味のときは、舌がいつもより白くなったと感じたよ。同時に口臭もきつくなったんだよネ。あのときは参ったな~。

口が乾燥したドライマウスの状態も、舌苔を増やしてしまうんだね。飲酒や喫煙も、ドライマウスの原因になるみたいだから、やっぱりタバコやお酒は控えた方がいいね。

舌苔を放置すると口臭の大いなる原因に!なぜ舌苔は臭いのか

繰り返しになりますが、舌苔は食べ物のカスや細菌などでできています。これだけでも舌苔がクサイことは想像できますが、実際、舌苔は口臭の原因となるのです。ここからは、そんな舌苔と口臭の関係についてお話します。

舌苔が臭いワケ

口臭の原因には実に様々なものがありますが、全体の8~9割はお口の中に原因があると言われています。つまり、口臭のほとんどがお口の状態によって臭うようになるのだというわけですね。

そして舌苔も、そんな口臭の原因となるお口の状態を作り出すものです。

舌苔がなぜ臭いのかというと、やはり細菌が繁殖しているからです。舌苔には、食べかすや粘膜の細胞などといったタンパク質が多く含まれていますが、細菌がたんぱく質を分解するときに、硫化水素などの臭気物質が生み出されるのです。

それが唾液と混じって唾液も臭くなり、口臭となってにおってしまうわけですね。この辺りについてはこちらの記事も参考になりますよ→唾液が臭いのが気がなる!そんなときに考えられる意外な原因とは

口臭以外にも様々な問題が!

しかも、舌苔は口臭の原因になるだけではありません。

舌の表面には味を感じるための味蕾という器官がありますが、舌苔が濃くなると味蕾を覆ってしまうことがあります。そうなると、味を感じにくくなってしまいます。つまり、舌苔が味覚障害につながることもあるのです。

また、舌苔に含まれる細菌や病原菌が食べ物などと一緒に体内に入り、器官から肺に入ってしまうこともあり得ます。そのせいで誤嚥性肺炎を引き起こすこともあるのです。

このように、舌苔は単に舌が白くなるだけでなく、生活の質や健康を害する恐れもあるものだということを知っておきましょう。

舌苔が味覚障害や誤嚥性肺炎にまでつながることもあるなんて、ちょっとショッキングですよね。

舌苔のせいで味を感じにくくなって味付けの濃いものを食べるようになると、ますます口臭や舌苔のリスクを高めてしまいます。しかも、メタボにもつながってしまいますし、良いことは何もありません。

お口の中の状態は、こんなにも全身の健康に直結するものなんですね!

舌を白くしてしまう舌苔はドライマウスや体調不良などが原因!

舌苔によって舌が白いときは、口を開けて笑うのもためらってしまいがちですよね。そんなふうに気持ちまで沈む原因にもなる舌苔は、食べ物の残りや剥がれ落ちた粘膜細胞などに細菌が繁殖したものです。

細菌が繁殖しているということは、ニオイの元となるということです。つまり、舌苔がべったりと付着している人は、高い確率で口臭が強いと言えるのです。

舌苔はドライマウスの人によく見られますが、体調不良によって一時的に濃くなることもあります。逆に言うと、舌苔を除去するような対策を取れば、口臭や全身の健康にもつながるのです。適切な舌苔対策が必要ですね。

まずは、鏡で自分の舌を確認してみましょう!

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